池袋東口・西武苑って知ってますか。
最初に行ったのが池袋でした。学生時代で東武東上線沿線に下宿してたからです。
「西武苑」、今はありませんが、西武デパート前の大通り(明治通り)を目白方面に進んだ、東武側に行くガードに行くT字路の手前辺りだったと思います。
民家風の二階家で入り口に木があり入りやすかった。70年代「薔薇族」とか「サブ」、それに「風俗奇譚」という雑誌があった頃で、そうした雑誌の広告で知ったと思います。
雑誌に掲載されていた小説で、二人の少年…中学生と高校生。一緒に風呂に入ったり、互いに相手のものを相互自慰してしまう場面。
練習を無断でさぼった一年生が、お仕置きにみんなの見てる前で手取り足取り裸にされ解剖され、もう絶対さぼったりしませんと哀願するも許されず、乳しぼりされ射精させられてしまう場面など刺激的な場面に興奮。
自分がされてる場面を描いて、勘弁してください・・と自分でいじめる。
一人さびしい下宿生活。その密室で一人する事は皆同じだと思います。
ゲイ雑誌を見ながら一晩に何回も何回も一人で人前では出来ない、いけないことに耽る日常でした。
発展場に行った最初の日。
迷路のような廊下と階段。あちこちにある小部屋に大部屋。
まだどうしたらいいのかわからずとりあえず布団に横になってたら、数人のグループが来て取り囲むようにされた。
そしていきなり手足を押さえつけつけられ、よくわからず暴れて難を逃れた。
どうやらあの解剖をしようとしたらしい。
後で考えると、解剖の絶好の機会と言うか、体験の機会を失ったらしい。
しかしそれを受け入れるような状況ではなかった。
解剖とはそういうものだろう。
もしちょっと抵抗の力を緩めたら、手足を押さえられ素っ裸を晒して、小説そのままの気の遠くなるような目に遭ったのだろう。残念な気もする。
そうした衝撃体験から、しばしば足しげく足を運ぶと言うか、ひとりでに足が向かうのだった。
そして、その薄暗い大部屋で、自分ではできない他人の掌によって、あるいは口によって、自分の意思に反して射精という恥ずかしい結果になるという密室のヒミツの快楽の虜になってしまったのです。
いつか添い寝してくる男の足が足に触れると、いよいよと思うようになりました。
やがて拒まないで入ると、手が体のあちこち触ってくるのを恥ずかしながらも、これから起ることを期待するようになりました。
浴衣の前がはだけられ、だんだん触れてはならないあたりに手が伸びて、パンツの上からさすったりしてきます。
ちょっと腰を曲げて、拒まず羞恥の仕草をすると、いよいよ浴衣の帯に手がかかってはずされます。
これからすることを予告するかのように、パンツの上から揉みあげたあと、パンツに手を掛けられて引き降ろされます。
もうすっかり無防備ですが上を向いてしまっています。身から剥がされたパンツは布団の上に無造作に。
敏感な処は他人の指の中に意思に反して捉えられ、意思に反して指が動くのです。
こんなときが一番困ります。
他人の指の中、掌の中に、自分の誰にも触れさせないところが直接捉えられ、時に小刻みに、時に荒々しく、膨らんでしまって猛々しく人に見せられない状態になってしまうのです。
自分でするのと違って自分の意のままに調整できない。そこがまた快楽でもあります。
ちょっとまって欲しいのに、最後になると必死で感じないようにしても、あっというまに先端からどくどくやってしまうことがたびたびでした。
その時はもう絶対止めようと誓うのですが、しばらくたつとその時のことを思い出して「あっ!、止めてください、そんなエッチなこと勘弁してください!・・」と一人孤独な行為にふけったものです。